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「集客」と「マーケティング」の違いとは?それぞれの意味と具体的な施策を解説

2023・10・27

集客とマーケティングの違い

ビジネスにおいて、「集客」と「マーケティング」という言葉はよく使われています。時々この2つの言葉を同じような意味で使っているケースがありますが、実際にはこれらは異なる考え方を表しているのです。
この記事では、集客とマーケティングの違いを分かりやすく解説し、具体的な手法についてもご説明します。

マーケティングとは

マーケティングとは、企業や組織が商品やサービスを市場に提供する際の総合的な活動や戦略を指します。マーケティングの目的は、顧客のニーズや欲求を満たす製品やサービスを提供し、最終的に企業の利益を最大化することです。

マーケティングにおける主要な要素は次のとおりです。

市場調査

対象市場の規模、ニーズ、トレンド、競合状況などを理解するための調査

セグメンテーション

市場を特定の属性やニーズに基づいて区分けすること

ターゲティング

特定の市場やユーザーをセグメントし、照準を絞ること

ポジショニング

選択したターゲット市場内で、自社製品・サービスの位置づけを決定すること

製品の企画・開発

ターゲット市場のニーズを満たす製品・サービスの開発と管理

価格戦略

製品・サービスの価格を市場に応じて適切に設定し、競争力を持った価格体系を構築すること

プロモーション

製品・サービスの認知を高め、購買を促進するための広告、宣伝、販促活動など

流通戦略(プレース)

製品・サービスをターゲットに最適な経路で提供するための流通経路の戦略

マーケティングの重要性

現代の競争の激しいビジネス環境では、マーケティングは企業の成功の鍵となります。適切なマーケティング戦略によって、企業は市場での競争力を維持し、シェアを拡大することができます。また、自社にとって最適な顧客と出会い惹きつけ、長期的なロイヤリティを築くこともまた、マーケティング活動の大きな目的です。

マーケティングは、非常に広い意味を持つ用語で、企業が市場・顧客との関係を築き、成功を追求するために常に行うべき、長期的で持続的な活動の基本的な概念と言えます。

集客とは

集客とは、具体的に顧客や見込み客をビジネスや店舗、Webサイトなどへ引き付けるための活動や施策を指します。集客の目的は、製品やサービスの認知を拡大し、最終的には売上や利益を増加させることです。

集客の主要な手法を、オンライン・オフラインに分けてご紹介します。

オンライン集客の手法

  • Web広告
    Google広告・SNS広告などを活用し、特定のターゲットに広告を表示し、自社サイトへ誘導します
  • SNSの運用、自社のメディアからの情報発信
    情報提供やエンターテインメントを通じ、顧客を引き寄せます
  • 検索エンジン最適化(SEO)
    Webサイトを検索エンジンで上位に表示させ、検索結果からの流入増加を目指す手法です
  • メールマーケティング
    ニュースレターやプロモーションメールを通じて、既存の顧客や見込み客へアプローチします

オフライン集客の手法

  • 店頭でのイベント・キャンペーン
    期間を限定してお得なキャンペーンを実施したり、試飲・試食、サンプリングなどの方法を使って店頭で顧客を引き寄せます
  • ダイレクトメール
    折り込みチラシ、ハガキ、クーポンなどを送り、潜在顧客へアプローチしたり、リピーターの再来店を促します
  • プレスリリース
    メディアを通じて企業や製品に関する情報を発表し、関心を引きます
  • MEO(マップエンジン最適化)
    Googleマップなどの地図検索で検索結果の上位に表示されるよう対策し、来店を促します

これらの手法を適切に組み合わせることで、ビジネスやプロジェクトの集客努力を最適化することができます。どの手法が最適かは、ビジネスの性質や目標に応じて検討する必要があります。

集客の重要性

さまざまな業界・市場がコモディティ化する昨今、単に優れた製品やサービスを提供するだけでは、顧客を獲得することは難しいでしょう。積極的な集客活動により、顧客の関心を引きつけ、購入につなげることが不可欠です。

また、集客の方法は時代や技術の進展とともに変わります。継続的に工夫を凝らした集客活動を行うことが重要です。

マーケティングと集客の違い

マーケティングのイメージ図

マーケティングは製品のライフサイクル全体を考慮する広い範囲の活動をカバーしており、製品開発、価格戦略、広告、配布などの多岐にわたる要素を包括しています。その主な目的は、顧客のニーズを満たす製品やサービスを提供することで、企業の利益を最大化することにあります。

一方で集客は、マーケティング活動の中でも、見込み客や顧客を特定の場所やプラットフォームに誘導することに焦点を当てています。広告、プロモーション、イベントなど、比較的短期で、顧客を引き寄せるための活動を行います。

簡潔に言えば、マーケティングは市場との関係を構築・維持するための総合的な取り組みであり、集客はその中の一部で、具体的に顧客を引き寄せるための活動を中心としています。

まとめ

マーケティングと集客、2つの概念は密接に関連しながらも、その目的と手法を見ていくと、異なる特徴を持っていることがわかります。マーケティングは市場との持続的な関係を築く広い視野のもとでの取り組みを、集客は顧客を特定の場所やプラットフォームへ促すアクションを中心においています。

事業を成長させる上で、これらの違いを正確に捉え、効果的に組み合わせて活用することが鍵となります。それぞれの特性を理解し、戦略的にビジネスに取り組んでいきましょう。

集客に必要な販促物の管理は、システムで効率化

お客様を惹きつけるためのさまざまな施策を具現化する上では、POPやポスター、パンフレットといった販促物がつきものです。

販促物をお客様と接点を持つ営業拠点や店舗へ行き届かせるまでには、企画を担う本部・本社、制作を行うデザイン部・デザイン会社、印刷会社・倉庫などのサプライヤーなど、非常に多くの人たちが関わっており、そのコミュニケーションコストは膨大。
本来ならば戦略策定や企画に時間を割きたい中、日々の施策実行に追われているというのが現状です。

当社が提供する販促クラウド「SPinno」は、そうした販促業務のコミュニケーションコストに着目し、販促領域に特化して開発されたクラウドシステムです。
販促クラウド「SPinno」導入のメリットは以下の通り。

販促業務の一元管理と見える化

販促クラウド「SPinno」は、販促物の企画・製作の取りまとめをする本部と、販促施策が行われる営業拠点・店舗、そしてデザイン会社・印刷会社・倉庫などのサプライヤーをクラウド上でつなぎ、データの一元管理と見える化を実現します。
これにより、メールやFAXといった見落としがちな連絡手段は不要となり、販促物の製作に関する進捗状況も関係者間で見える化されます。

ユーザーフレンドリーなUI/UX

特に営業拠点・店舗などのユーザーから多くいただくのは「販促物専用のECサイトのようなUI/UX」というお声。本部と現場の間で意図の共有が容易となるだけでなく、億劫だった販促物の手配業務がショッピング感覚で楽しく行えます。

画像ファイルの検索時間を短縮

SPinno上では、デザインデータなどの画像ファイルが全てサムネイル表示されるので、必要なファイルにスピーディにアクセスできます。

デザイン編集機能

軽微なデザイン修正であればSPinno上で完結することが可能であり、細々としたデザインの微調整にかかる費用と時間を大きく削減できます。
営業担当やスタッフが修正することも可能なので、より迅速で柔軟な修正が可能となります。

ログの可視化

販促品の受発注に関するログを可視化することで、使用頻度の高いアイテムや在庫整理の参考情報を得ることができます。
印刷量の検討、次の販促物の企画・デザインへの参考など、戦略的に活用いただけます。

販促の戦略・企画に時間を割きたいと思っている方は、ぜひシステムによる業務効率化をご検討ください。

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投稿者プロフィール

倉林宏樹
倉林宏樹クラウド事業 営業推進Department Manager
神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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