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販促活動の効果が知りたい!費用対効果を調べるのに便利な指標

2023・10・30

販促施策の成果を分析するため役立つ指標として、ROI(投資利益率)、ROAS(広告費用対効果)、CPA(顧客獲得単価)の3つがあります。

これらの指標を活用することで、自社の販促施策の効果の検証、目標達成度などを定量的に分析することが可能です。ただし、それぞれの指標には特徴や適用範囲が異なるため、目的に合わせて使い分けることが重要です。

販促活動の有効性を測るための3つの指標

「COST」のブロック

販促活動の有効性を測るための指標として、以下の指標が候補になります。

ROI(投資利益率)

ROIとは、Return On Investmentの略で、投資した費用に対してどのくらいの利益が得られたかを示す指標です。
投資額に対する利益の割合をパーセントで表し、ROIが高いほど投資効果が高いといえます。

ROIの計算方法は、以下の式で求めることができます。

ROI = (利益 – 投資額) / 投資額 × 100

例えば、販促物に10万円を投資して、その結果20万円の利益が上がった場合、ROIは以下のようになります。

ROI = (20万円 – 10万円) / 10万円 × 100 = 100%

この場合、ROIは100%となり、投資した費用の2倍の利益が得られたことを意味します。
(※もし売上が20万円だった場合は、その売上から原価を引いたものを利益として計算します)

ROAS(広告費用対効果)

ROASとは、Return On Advertising Spendの略で、広告の費用対効果を示す指標です。
広告から得られた売上を広告費で割ってパーセントで表します。ROASが高いほど、広告の効果が高いといえます。

ROASの計算式は、以下のようになります。

ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100

例えば、広告費が30万円で、広告からの売上が120万円だった場合、ROASは以下のようになります。

ROAS = 120万円 ÷ 30万円 × 100 = 400%

この場合、ROASは400%となり、広告費1円に対して4円の売上が得られたことを意味します。

ROASは、複数の広告を運用している場合に、予算配分や改善策を検討する際の判断材料として活用できます

CPA(顧客獲得単価)

CPAとは、Cost Per Acquisitionの略で、1つの顧客を獲得するためにかかる費用を示します。
具体的には、広告費用やマーケティング活動にかかる費用を、新しい顧客を獲得するために割ったものです。
CPAが低ければ、少ない費用で新しい顧客を獲得できていることを意味し、コスト効率が高いと言えます。

CPA = 総広告費用 ÷ 新しい顧客獲得数

CPAを計算することで、1つの新しい顧客を獲得するために平均的にいくらの費用がかかっているかを評価できます。

販促活動の効果測定のためのツール

販促活動の効果測定には、以下のようなツールが役立ちます。

・Web解析ツールの活用
Web解析ツールを使用することで、Webサイトへの訪問者数やコンバージョン率などを計測することができます。これにより、販促活動の効果を定量的に把握することが可能です。

・広告プラットフォームのレポート機能
Googleなどの広告プラットフォームは、広告の表示回数やクリック数、コンバージョン数などのデータを提供しています。これらのデータを活用することで、販促活動の費用対効果を確認・評価することができます。

・ CRM(顧客関係管理)ツールの導入
CRMツールを使用することで、顧客の情報や購買履歴などを一元管理することができます。これにより、顧客ごとの属性・行動パターン、販促活動の効果を把握することができます。

販促活動の効果測定のポイントと注意点

虫眼鏡とグラフ

販促活動の効果測定においては、以下のポイントと注意点に留意することが重要です。

・測定可能で明確な目標を持つ:
まず、販促活動の目標を具体的に設定しましょう。目標は定量的で測定可能な、実現性が高くリアルな目標が望ましいです。

・指標の意味を理解し、適切に設定する:
前項で紹介した、ROI、ROAS、CPAなどの指標は、それぞれ異なる特徴を持ち、用途や活用できるシーンが異なります。
販促活動の効果を正確に測定するためには、指標の特性や意味を正しく理解し、目標に対しても適切に設定していくことが重要です。

・長期的な視点を持ち、継続的に分析する:
販促活動の効果は、短期的な結果だけでなく、長期的な成果も重要です。
効果測定は継続的に行い、長期的な視点を持って分析することが求められます。

・目標達成と効果最大化に向け、常に改善を行う:
成果が目標に達しない場合は、改善策を検討し、継続的な改善を行うことが必要です。
販促活動の効果を最大化するために、データに基づく意思決定を行いましょう。

販促活動の有効性を検証するための方法や指標は、企業の成長や競争力強化に大きく貢献します。正確な効果測定を行い、販促施策の改善と効果最大化を図ることで、ビジネスの成功につなげましょう。

販促活動の効果検証が可能な環境づくりには

販促活動の効果検証には、販促業務についてDXを推進し、各種のデータを見える化できるようにすることも効果的です。

当社が提供する販促クラウド「SPinno」は、販促業務の効率化を目的に、販促領域に特化して開発されたクラウドシステムです。
販促クラウド「SPinno」の特徴は以下の通り。

販促業務の一元管理と見える化

販促クラウド「SPinno」は、販促物の企画・制作の取りまとめをする本部と、販促施策が行われる営業拠点・店舗、そしてデザイン会社・印刷会社・倉庫などのサプライヤーをクラウド上でつなぎ、データの一元管理と見える化を実現します。
これにより、メールやFAXといった見落としがちな連絡手段は不要となり、販促物の制作に関する進捗状況も関係者間で見える化されます。

ユーザーフレンドリーなUI/UX

特に営業拠点・店舗などのユーザーから多くいただくのは「販促物専用のECサイトのようなUI/UX」というお声。本部と現場の間で意図の共有が容易となるだけでなく、億劫だった販促物の手配業務がショッピング感覚で楽しく行えます。

画像ファイルの検索時間を短縮

SPinno上では、デザインデータなどの画像ファイルが全てサムネイル表示されるので、必要なファイルにスピーディにアクセスできます。

デザイン編集機能

軽微なデザイン修正であればSPinno上で完結することが可能であり、細々としたデザインの微調整にかかる費用と時間を大きく削減できます。
営業担当やスタッフが修正することも可能なので、より迅速で柔軟な修正が可能となります。

ログの可視化

販促品の受発注に関するログを可視化することで、使用頻度の高いアイテムや在庫整理の参考情報を得ることができます。
印刷量の検討、次の販促物の企画・デザインへの参考など、戦略的に活用いただけます。

新たに販促業務の担当となった方や、これまでの業務内容の見直しを行う方、現在ご利用いただいているシステムやサービスから乗り換え先を検討している方は、是非システム化による業務効率化をご検討ください。

投稿者プロフィール

倉林宏樹
倉林宏樹クラウド事業 営業推進Department Manager
神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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