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販売促進(販促)の仕事とは?具体的な業務内容・やりがい、将来性を解説

2023・09・28

販売促進の仕事とは?

市場には魅力的な商品やサービスが溢れており、それぞれが消費者の注意を引きつけるための競争を繰り広げています。
この競争の中で、自社の商品やサービスを選んでもらうためにはどのように訴求し、どのようなアプローチをするかというのはとても重要な問題です。

この答えを見つけ出し、具体的な戦略やアクションに落とし込む仕事が「販売促進」の役割です。消費者の心をつかみ、購買意欲を喚起するための戦術や施策を設計・実施することで、企業の売上やブランドの価値を向上させる役割を担っています。

本記事では、その販売促進の仕事について、詳しく解説していきます。

販売促進とは

販売促進とは、企業の商品・サービスの購入を消費者に促す手法や活動のことです。具体的には、広告、キャンペーン、イベントなどを通じて、顧客の興味と関心を引きつけ、商品・サービスの購入や申し込みを目指します。

販売促進の目的は、売上や利益の増加はもちろんのこと、顧客のロイヤルティ向上やブランドイメージの強化、他社との差別化もあげられます。 企業やブランドの状況・目標に応じて、適切な販売促進のアプローチを選択することが重要です。

販売促進担当の具体的な業務内容

販売促進担当の具体的な業務内容は、企業や業種・業態によって異なりますが、一般的には次のようなものがあげられます。

ターゲット

販売促進戦略の策定

企業の販売促進目標に基づき、キャンペーンやイベントの計画を立てます。 販売促進活動を行う目的を明確にし、どの顧客層を主要ターゲットとするかを特定します。また、予算内で最大の効果を上げるため、コストと効果のバランスを取ることも重要です。

広告・宣伝の企画・制作

効果的な広告・宣伝媒体を選定し、メッセージやデザインの制作を行います。どのようなメッセージで消費者にアピールするかを考え、デザインに落とし込みます。商品の特徴や利点、独自性をうまく伝えるコピーやクリエイティブが効果的です。

イベントの企画・運営

展示会やセミナーの開催、プロモーションイベントの実施など、顧客との直接的な接触を図ります。目的やターゲット、メッセージに合わせて、最適な販売促進手法を選択します。

プロモーション物の制作

パンフレット、ポスター、商品サンプルなどの制作を行い、販売促進に活用します。

販売データの分析

販売データや消費者の反応を分析し、効果的な販売促進策の改善を行います。 また、策定した戦略に対する成果を評価し、次回の戦略策定のためのフィードバックとしても活用します。

販売促進の仕事の面白さ・やりがい

販売促進の仕事は、商品やサービスを消費者に訴求することです。その面白みは、クリエイティブな思考と戦略的なアプローチが求められ、多くの魅力とやりがいがあります。

販売促進は、新しい商品やサービスの特徴や価値をいかにして消費者に伝えるか、そしてどのようなアプローチで彼らの購買意欲を引き出すか、といった課題に向き合います。これには市場の綿密な分析やターゲットとなる消費者の心理を深く探る必要があり、それ自体が非常に興味深い作業です。加えて、新商品や新店舗の販売促進に携わることで、消費者の反応や最新の市場のトレンドをキャッチすることができます。

また、販促活動はその成果が比較的短期間で見える傾向があります。新しいキャンペーンやプロモーションを実施した際の効果は、売上や来店者数、ウェブサイトのアクセス数などの数字データとして具体的に把握することができます。そのため、仕事の成果を実感しやすく、また次なる施策にどう活かすかの反省や学びを得やすいと言えます。

さらに、販促の仕事では多くの職種や部門との連携が欠かせません。商品開発部、マーケティング部、デザイナー、外部の広告代理店や協力会社など、多岐にわたるステークホルダーと共にプロジェクトを進めるため、コミュニケーション能力やチームワークが鍛えられます。

販売促進担当の将来性

販売促進業務は、企業の成果と直結しており、近年さらに注目度が増しています。特に、デジタル時代を迎える現代において、デジタルマーケティングの飛躍的な進展は無視できません。オンライン広告の存在感やSNSの利活用による販売促進は、今後のマーケティング戦略の中核として位置づけられるでしょう。

しかし、それだけでは十分ではありません。今日の市場は、顧客のニーズの多様化や競合他社との競争が激しさを増しています。このような状況下で、企業が成功を収めるためには、創造的で効果的な販売促進施策の策定が必須となっています。

企業やブランドとしての成長を目指すすべての関係者にとって、販売促進は避けては通れないテーマと言えるでしょう。

販売促進担当になるためには

売上UPのイメージ図

販売促進担当になるためには、次のようなスキル・要素が求められます。

クリエイティブ思考

販促活動は斬新なアイデアを出し、効果的な販売促進戦略を立てる能力が求められます。そのため、新しい考え方や施策を生み出すことができるクリエイティブさが必要不可欠です。

コミュニケーション能力

販促担当者は、顧客だけでなく、社内の他部署や外部の関係者と連携して活動を進めることが多いです。円滑なコミュニケーションが求められます。

分析力

販売データや市場の変化を分析し、改善策を考案する力が必要です。ほかにも、販促活動の結果や効果を数字で評価し、次への戦略へと繋げるための分析スキルや数字に対する感度も求められます。

マーケティング知識

販売促進の基本的な知識やマーケティング戦略についての理解が必要です。また、市場は日々変わっていきます。新しい情報や技術、トレンドを常にキャッチアップして自分の知識を更新する姿勢が大切です。

顧客志向

最終的には消費者や顧客に対する施策であるため、彼らのニーズや動向を理解し、それに応えることができる顧客志向の持ち主であることが求められます。

販促には創造性と情熱が必要

販売促進の仕事は、単に商品やサービスを宣伝するだけのものではありません。それは、顧客のニーズを深く理解し、ブランドの価値を最大化するための緻密な戦略と施策を練り上げる芸術とも言えるでしょう。

時代や技術の変化に柔軟に対応しながら、消費者の心をつかむキャンペーンを生み出す過程では、創造性と情熱が要求されます。この記事を通して、販売促進の深い魅力とその重要性を感じ取っていただければ幸いです。

販促担当の業務をシステムで効率化

販売促進担当の業務は多岐にわたります。
日々顧客にとって目新しい企画を考えるだけでも大変な中、それらを目に見える形に創り出すまでに、デザイン会社・印刷会社、販促物を活用する店舗や営業拠点などと小まめなやりとりが必要となり、企業活動の中でもかなりのコミュニケーションコストを要する分野と言えるでしょう。

当社が提供する販促クラウド「SPinno」は、そうした販促業務のコミュニケーションコストに着目し、販促領域に特化して開発されたクラウドシステムです。
販促クラウド「SPinno」導入のメリットは以下の通り。

販促業務の一元管理と見える化

販促クラウド「SPinno」は、販促物の企画・製作の取りまとめをする本部と、販促施策が行われる営業拠点・店舗、そしてデザイン会社・印刷会社・倉庫などのサプライヤーをクラウド上でつなぎ、データの一元管理と見える化を実現します。
これにより、メールやFAXといった見落としがちな連絡手段は不要となり、販促物の製作に関する進捗状況も関係者間で見える化されます。

ユーザーフレンドリーなUI/UX

特に営業拠点・店舗などのユーザーから多くいただくのは「販促物専用のECサイトのようなUI/UX」というお声。本部と現場の間で意図の共有が容易となるだけでなく、億劫だった販促物の手配業務がショッピング感覚で楽しく行えます。

画像ファイルの検索時間を短縮

SPinno上では、デザインデータなどの画像ファイルが全てサムネイル表示されるので、必要なファイルにスピーディにアクセスできます。

デザイン編集機能

軽微なデザイン修正であればSPinno上で完結することが可能であり、細々としたデザインの微調整にかかる費用と時間を大きく削減できます。
営業担当やスタッフが修正することも可能なので、より迅速で柔軟な修正が可能となります。

ログの可視化

販促品の受発注に関するログを可視化することで、使用頻度の高いアイテムや在庫整理の参考情報を得ることができます。
印刷量の検討、次の販促物の企画・デザインへの参考など、戦略的に活用いただけます。

新たに販促業務の担当となった方や、これまでの業務内容の見直しを行う方、現在ご利用いただいているシステムやサービスから乗り換え先を検討している方は、是非システム化による業務効率化をご検討ください。

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投稿者プロフィール

倉林宏樹
倉林宏樹クラウド事業 営業推進Department Manager
神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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