インバウンド対応の基本とメリット、販促物による対応例をご紹介
2023・10・19
2023年の水際対策緩和以降、訪日外国人旅行者の数は再び増加し、インバウンド需要が注目を浴びています。小売・流通業、飲食・サービス業、観光業など、各業界においてインバウンド対応が求められています。
本記事では、インバウンド対応の基本とメリットを解説し、販促物を活用した取り入れやすい対応方法などをご紹介いたします。
目次
インバウンド対応とは
インバウンド対応とは、日本に訪れる外国人観光客に合わせたサービスや情報提供を行うことです。外国からの観光客が増加する中で、その受け入れ態勢を整えることは非常に重要です。基本的には、外国人の方々が快適に滞在できるような環境づくりや、彼らが必要とする情報の提供が含まれます。
なお、昨今「インバウンド=外国人観光客」というイメージが広がっていますが、本来は「(外から)入ってくる」という意味です。コールセンターやBtoBビジネスなどで「インバウンド」という場合には、顧客やユーザーからくる問い合わせなどを指しますので、シーンによっては別の意味を持つ単語であることをおさえておきましょう。
インバウンド対応のメリット
観光庁の調査によれば、2023年4-6月の訪日外国人観光客の消費額は2019年同期比97.2%の1兆2,319億円と推測されるそうです。
外国人観光客が戻り始めた今、インバウンド対応に注力することにはさまざまなメリットがあります。
売上拡大
インバウンド環境客は、国内消費を押し上げ大きな経済効果をもたらします。日本国内の人口が減少する中、外国からの観光客に自社の商品やサービスを利用してもらうことは、小売業やサービス業などの新たな収益源として期待されています。
国際的認知の向上
日本でしか体験できないサービスや体験を提供することで、時には1店舗・1企業のみならず、地域そのものが国際的に認知を獲得できることがあります。
都市部だけでなく地方部にも足を伸ばして日本のさまざまな魅力を体験したいというニーズも高まっています。インバウンドによる交流人口の増加や、それに伴うにぎわいの創出、新たな雇用の創出、地域産業の活性化にもつながります。
競争力の向上
他社に先んじてインバウンド対応を強化することにより、競合他社よりも、外国人観光客から選ばれやすくなります。
理解の促進と、新たなビジネス機会の創出
インバウンド観光客を積極的に受け入れることで、文化交流と相互理解が進みます。そうした交流から得られるリアルな声や発見は、新しいビジネスの創出につながることでしょう。
インバウンド対応の具体例
ピクトグラムを活用したPOPやポスター、看板
2020年の東京五輪で活用され話題となったピクトグラムは、日本発のノンバーバルコミュニケーション手法です。
基本的な案内事項はピクトグラムを活用した看板、ポスター、POPなどを設置することで、視覚的に情報が伝えられます。
QRコードやNFCタグを活用した多言語対応
QRコードやNFCタグなど、スマートフォンをかざすことで次のアクションを促すツールは多言語対応にも役立ちます。
遷移先のサイトはプロの翻訳に頼めればもちろん安心ですが、そこまで費用や手間をかけられない場合には、Googleサイトなどの無料ツールで商品詳細などのページを用意しておき、Google翻訳機能で母国語に切り替えてもらうことで、ある程度の内容を伝えることができます。
思わず撮りたくなる!見た目で伝えるアプローチも有効
観光客の方が困らないようなご案内、正確な商品・サービス情報を伝えることはもちろん重要ですが、「楽しんでもらう」というのも立派なおもてなし。
思わず写真を撮りたくなるようなエアーPOPは、国内外のお客様に喜んでもらえる販促ツールです。
まとめ:インバウンド対応で新たなビジネスチャンスを
インバウンド対応は、外国人顧客の利益や満足度を高め、企業や店舗、地域の価値を高める重要な取り組みです。まずはできるところから、少しずつインバウンド対応を取り入れてみてはいかがでしょうか。外国人顧客とのコミュニケーションを円滑にし、さらなる成長と発展を遂げることができるでしょう。
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投稿者プロフィール
- 神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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