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店頭販促とは?押さえておきたい基本知識

2023・08・10

店頭販促とは

店頭販促(てんとうはんそく)とは、インストアプロモーションとも呼ばれ、小売店の売上アップのために店内で行われる広告活動、販促活動全般を指します。

店頭販促の目的は、さまざまな要素を組み合わせて商品の認知度を高め、消費者の購買意欲を喚起することです。
店頭販促ではPOPやセール、ディスプレイ、サンプリングなど、さまざまな手法が活用されます。代表的な手法を基本知識としておさらいしましょう。

POP

POPは、店舗内や入り口などで商品やサービスを宣伝するための手法です。POPはPoint of  Purchase(購入時点)の頭文字をとったもので、店頭・商品陳列棚など、消費者が商品を購買する場で行われる広告という意味があります。

POPの効果

店舗内の特定の場所に表示されるPOPは、商品の特徴や価格、特別セールなどの情報を消費者に伝えることが可能です。
買い物に訪れた消費者が店舗内を歩いている間に、POPは視覚的なインパクトによって、短い時間で直感的に売り手のメッセージを伝えます。

一般的なPOPの形態には、のぼりやポスター、バナー、サイン(看板)、ディスプレイボードなどがあり、売場や商品によって様々なものが使われています。

セール

セールは、期間限定の割引や特別価格を設定することで、消費者にお得感や緊急性を訴えかけ、購買を促進する手法です。
一般的には、特定の期間やイベントに合わせて行われ、セール期間中に商品を購入することで、消費者は通常よりもお得な価格で商品を手に入れることができます。

セールの効果

割引や特別価格は、消費者に商品を試してもらったり新商品を知ってもらったりする機会を増やすことにつながり、リピート購入を促進する役割も果たします。

特別セールのような販促企画を成功させるには、セールを行う目的をはっきり定め、目的に合わせたセール施策を展開することが大事です。
例えば、在庫の処分や新商品の宣伝など、目的に応じた施策内容で行うことが効果的です。

ディスプレイ

ディスプレイ(陳列)は、商品やサービスを魅力的に展示することで、消費者の関心を引き、購買意欲を高める販促手法の一つです。
デザイン / 配置 / 情報 / インタラクション といった点を考慮することで効果的なディスプレイを行うことができます。

  • デザイン
    ディスプレイのデザインは、商品のイメージやブランドと一致し、魅力的で興味深いものである必要があります。カラフルなグラフィック、情景再現、鮮やかなカタログ、魅力的な商品配置など、視覚的な要素を活用することが重要です。
  • 配置
    出入り口や主要な通路、店内のホットスポットなど、消費者が頻繁に目にする場所にディスプレイを展示することで、多くの人々にアピールすることができます。
  • 情報
    特徴や利点、価格、特別セールなど、消費者にとって有益で関心を引く情報を提供することが重要です。
  • インタラクション(相互作用)
    インタラクションとは消費者との対話や参加を促す要素です。タッチスクリーンやモーションセンサー、VR・ARなどテクノロジーを活用して、商品やサービスに魅力を感じられるような体験を消費者に提供し購入を促します。

サンプリング

商品やサービスの試食や試用を消費者に提供することで、商品の魅力や品質を実際に体験してもらう販促手法の一つです。

例えば、食品や飲料などの試食を通じて味や品質を確かめたり、化粧品や香水などの試供品を使って効果や感触を実感したりといったことが行われています。

サンプリングを行う場面や方法の例として以下のようなものがあります。

  • 店舗内で商品の試食や試用を行う
  • 展示会のようなイベントにて、ブースやフードトラックなどで試食や試用を提供する
  • 郵送にて、商品の試供品やサンプルを送付し自宅で試してもらう
  • 街頭や駅前などのパブリックスペースで、商品の試供品の配布を行う
  • パネル調査やモニタリング会員などを通じて、商品の試供品やアンケートを配布する

店頭販促の重要なポイント

以上に紹介した代表的な手法を活用して店頭販促を成功させるために重要となるポイントを簡単にまとめました。

来店客の導線を作り出す

消費者が店舗をどうやって見つけるか、どこに視線を送りながら店内に入るのか、店内ではどこへ足を向けるのかといった行動を考えましょう。
主要な通路や出入り口に、POPやディスプレイ、サイネージを設置したりすることで消費者の目を引き、導線を作り出すことが可能です。

何を販売しているのかわかりやすくする

商品に関するわかりやすい情報を提供することが重要です。商品の特徴や価格、使用方法、特典などをわかりやすく伝えるために、看板やPOPを活用しましょう。

商品の魅力を強調する

商品の特長や利点を強調するために、カタログやポスターを使用したり、商品を効果的な配置でディスプレイすることで、なぜその商品をオススメするのかをしっかり伝え購買を促します。

体験できる要素を取り入れてみる

消費者が商品やサービスを体験できるような仕掛けを取り入れることも効果的です。インタラクションやサンプリングなどを活用することで、商品の魅力を体感してもらい、より購入に近づけることが可能です。

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投稿者プロフィール

倉林宏樹
倉林宏樹クラウド事業 営業推進Department Manager
神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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