店舗の人手不足は「販促物」が解決してくれる?
2018・04・17
少子化の影響で人手不足が叫ばれる昨今。
店舗を中心としたエリア販促は重要度を増し、
店舗数の拡大と共に従業員確保がさらに困難になっています。
そして2018年4月にリリースされたこちらのニュース。
皆様ご覧になられたでしょうか。
日本のサービス業の労働生産性は米国の約半分(50.7%)――日本生産性本部の調査でこんな事実が分かった。小売業などは米国の4割未満という大差をつけられ、欧州3カ国も下回っている。
日本の労働生産性を欧米諸国と比較した結果は?――日本生産性本部調べ。/ITmedia ビジネスオンライン
このような状況を受けて、各社店舗集客と業務効率化に励まれています。
しかし店舗の業務効率化といえば、
AI、自動レジ、サイネージ型商品説明ボードなど、
莫大な費用を要するものばかり・・・
※最新技術についてはこちらをご参照ください!
人手不足には困っているけれども、
費用はそこまでかけられない。
そんな時こそ原点回帰、身近な販促物を見直して頂きたいのです。
今回は、販促物を使って業務効率を向上させる術について考えます。
オーダー時間を「紙」で短縮。
「ドリンクは・・・」「メニューは・・・」と一つ一つ注文を聞き、
シートに記入したりPOSに入力したり厨房に伝達したり・・・
なかなかの工数がかかる「オーダー」。
オーダーにかかる時間の削減は、
多くの企業で取り組まれています。
こちらはファストフード店の例。
アプリでオーダーを取り、店頭は受け渡しとイートインスペースを担います。
しかしこれもなかなか実現までが大変な施策。
アプリ開発にはノウハウあるリーダーが必須です。
そんな中、紙によるオーダー時間短縮をしている企業がありました。
このようにビジネスニュースでも多く取り上げられており、
気になって先日行ってみました。
入店してまず「これは!」と感じたのが、
注文票でオーダーするシステム。
客席に紙のオーダーシートが置いてあり、
全メニューが記載されています。
頼みたいメニューにチェックを入れて、
店員さんに手渡せばオーダーが通ります。
シンプルですが、店舗の従業員の業務を効率化する、
素晴らしい仕組みですよね。
インバウンド対応はピクトグラフで解決。
五輪を間近に控える今、
店舗での対応として最も工数がかかりそうなのが、
インバウンド客への外国語対応。
ただでさえ採用難なのに、
その中でも多言語話者を見つけるのは至難の技でしょう。
テクノロジーの力を借りようにも、
例によってコストがかかる・・・
しかし、そんな経費をかけずとも、
一つのメディアでほぼ万人に伝える方法があります。
それが、ピクトグラフです。
(ピクトグラムとも言います。)
鉄道などでも「ユニバーサルデザイン」として、
導線や使い方などを示すツールとして様々な場面に活用されています。
インバウンド顧客も英語の分からない日本人に、
諸々を聞くことにストレスを感じているようです。
聞かなくても分かる環境づくりが、
インバウンド顧客獲得の秘訣かもしれません。
他にもできることがたくさん!
販促物を活用した店舗の業務工数削減策をご紹介しました。
莫大な経費をかけて取り組むことも必要ですが、
まずは身近な販促物・POPの活用度を見直してみられてはいかがでしょう。
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販売促進部です。
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「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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