今さら聞けない用語「コンプライアンス」とは

今さら聞けない用語「コンプライアンス」とは

2018・12・12

コンプライアンスを遵守!というフレーズを聞いたり見かけたりした方は沢山いらっしゃるかと思います。

コンプライアンス、complianceは英語から直訳すると、

「〔要求・命令・規則・法令・仕様・規格などに対する〕順守、コンプライアンス」

という意味です。

コンプライアンスという言葉について知らないという方はあまりいないと思うのですが、今回はほんの少しだけざっくりと掘り下げてみたいと思います。

「コンプライアンス」という単語がでてくる場面は?

実際にビジネスの一場面でコンプライアンスという言葉を聞くのはどんなときでしたか?

新人研修、社内統制、社内会議など…

「コンプライアンスの意識をしっかりと…」
「社員のコンプライアンスに関する教育を」
「問題が再発しないようにコンプライアンスを徹底するべき」

だいたいこんな感じでしょうか。

他にもお客様にサービスの説明をしているときに、自社のコンプライアンスについて一言言ったりすることもあるかと思います。

「わが社のコンプライアンスは万全です」みたいな。

総じて、コンプライアンスという言葉は、

ルールや規則・法令等を守る、守っている、守れる体制やシステム作りができている。

そういった意味で使用されますね。

コンプライアンス違反のケース

コンプライアンス違反が問題になった大きな事件は、日本でも多くみられます。

・性能データの偽装
・会計を偽る、粉飾決算
・製造年月日や賞味期限の偽装
・産地偽装
・助成金の不正受給
・リコール隠し
・違法残業、賃金未払い
・食品の衛生管理
・個人情報の流出
・著作権
・景品表示法違反

こうしたワードで探すと、実に多くの事件、トラブルのケースがでてくるかと思います。

コンプライアンスの概念は、いまや、社会生活上の多くの事柄に関わるルールや規則、法令、法律に広がっています。

コンプライアンスを守るための制度化、内部統制という概念、米国での歴史

コンプライアンスについては1980年代のアメリカに制度化をする大きな取り組みがみられます。

当時は冷戦の終結や株式崩壊したブラックマンデーなどが大きな歴史的な出来事として記憶されていると思いますが、1982年不況と呼ばれるぐらい、赤字の拡大、経済不況が起きていました。

1970年代から銀行の経営破たんや産業関連のスキャンダルなど不祥事も多発。
そのためアメリカでは、信頼回復や法令順守の目的として、コンプライアンスの制度化を促す「米国連邦量刑ガイドライン」が1991年に作られました。

しかし2002年にもエンロン事件が起き、金融市場の信頼に大きなダメージを受けてしまいました。

その後、こうした状況を打開するため米国連邦量刑ガイドラインを発展させた「サーベンス・オックスリー法(SOX法)」が作られたのです。

SOX法にはコンプライアンス遵守を制度化するために重要な「内部統制」についての項目が書かれています。

その後も2004年の改正連邦量刑ガイドライン、日本でも金融商品取引法の中に、SOX法に準拠し内部統制について定めたJ-SOX法などが作られています。

これらの法律に関する知識を追っていけば、内部統制やコンプライアンスといった概念についてより詳しくなれるかと思います。

コンプライアンスとは「ルールを守る」こと。

言い換えれば非常にシンプルな事柄なのですが、複雑な企業活動の中で、様々なルールが守られるようにするためには、企業の体制などから整備し、ルールが守られるための仕組みづくりをしないといけない、そのための重要な概念が内部統制、ということでした。

企業の中では、コンプライアンスに携わる人間は大まかに2種類の方がいらっしゃるかと思います。

1つはコンプライアンスに従い、ルールを守ってビジネスを行う人

もう1つは、コンプライアンスの遵守がより確実なものとなるように、そのための仕組み・制度を整備する人

前者であれば、まずは自分が普段関わっているビジネスや事柄に関わる法律や社内で決められたルールを、後者であれば、上記のようなSOX法のような重要な法律についての知識や、内部統制についての知識を。

それぞれ確認し、学んでいければ、よりコンプライアンスという概念について深い知見が得られて、自社のコンプライアンス遵守に役立てる……ことができるかもしれませんね。


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