販促担当は必ず抑えておきたい、RGBとCMYKの違い
2019・04・23

こんにちは、販売促進部です。
今日は販促物・広告に携わる方なら必ず抑えておきたいRGBとCMYKの違いについて解説していきます。デザイン制作・入稿の際に間違うと全く違う色の販促物ができてしまうので、確認しておきましょう。
RGBとは?
R(Red)・G(Green)・B(Blue)の基本3色で表現される色の形式です。
RGBは別名「光の3原色」と呼ばれています。
これらは混ぜれば混ぜるほど色が明るくなり、白色に近づいていくため『加法混色』と言われています。
テレビやパソコンのモニターなどのディスプレイの色表現に使用されている形式です。Webバナーや画像などを制作するときはRGBを使用します。
またRGBAというものもあり、RGB+A(Alpha)と呼ばれる透過度の情報を加えたもののことを指します。
これらの組み合わせによって、RGB色の表現とともに半透明の表現が可能となります。
CMYKとは?
CMYKはシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)とキー・プレート(Key Plate)の4色で表現される色で一般的にプロセスカラーと呼ばれています。
またRGBに対して、CMYは混ぜるほど暗くなり、黒になるので「減法混色」と言われています。
しかし、正確には黒ではなく、にごった茶色になります。CMYKで印刷する場合はCMYとK(墨版)をで印刷します。
必ず抑えておきたいのが、紙や布に印刷するときは基本的にCMYKで制作したデザインデータで入稿します。デザインを作成・入稿する際は必ずチェックしましょう。
CMYKでは表現できない色もある?
実際にはRGBととCMYKで再現できない色も存在します。
例えば金や銀などのメタリックカラーや蛍光色などがあり、それらの色を特色(スポットカラー)といいます。
特色は予め調合されたインクを使い、CYMKでは表現できない色の印刷が可能になります。
上記のような特色を指定したい場合は、DIC(ディック)、PANTONE(パントーン)などのの色見本帳を使用し、色を指定するしましょう。ちなみにDICカラーはDICグラフィックス株式会社、PANTONEはアメリカの企業が出している色見本帳があります。
注意点としては、印刷会社などによってDICやPANTONEを扱っていない会社も中にはあるので、みなさんの取引している会社や新しく取引をする会社が扱っているかどうかを確認しましょう。
グレースケール
RGBやCMYKの他にも色の表現方法はいくつかあります。
そのうちの一つがグレースケールです。
グレースケールは色を光度(明るさ、明暗)のみで表現したものです。モノクロといえば白黒ですが、グレースケールは色の濃淡の明暗を段階的にわけていきます。黒、白の2つのカラーで表現されるモノクロと違い、印刷においては256階調で表現されます。そのため白~黒の間の色のグラデーションがキレイに表現でき、モノクロよりも精彩に印刷することが可能です。
しかし、モノクロよりも着色が多く、インクの減りも早いため比較するとコストが多くなりがちです。よりキレイな印刷物が必要な場合にのみグレースケールを使用することがオススメです。
終わりに
今回はRGBとCYMKについてまとめてきましたが、理解していただけましたでしょうか?色の見え方は、個人によってかなり左右されます。
デザイン制作などで色を指定するときはRGB・CMYKの値や色見本帳の番号などをデザイナーに伝えることでデザイン制作においての円滑に進めることができるでしょう。