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「SPinnoは、情報が集まる広場」
―営業・マーケティング部間の情報分断を解消し、小売流通に向けた新商品の営業活動を後押し。

煩雑だった販促物の情報がまとまり、新商品の展開写真をシステム上でわかりやすく共有。販促物の活用履歴が蓄積し、売上との関係性も再確認。

■社名

ヤマサ醤油株式会社

■創業

1645年3月/設立 1928年11月

■従業員数

888名(2023年12月時点)

■事業所

11拠点

■主な事業内容

醤油の製造・販売、各種調味料の製造・販売、医薬品類の製造・販売

■URL

https://www.yamasa.com/

導入前は、マーケティングと営業の橋渡し役として、各所からの問い合わせ・依頼が多数。営業側の「使いやすさ」を重視し、試行錯誤でシステム化を実現

―マーケティング部 MD推進室のお役割を教えていただけますか。

マーケティング部 MD推進室は、マーケティング部と、家庭用・業務用全ての営業メンバーの間で橋渡しをするような役割を担っています。

家庭用でいうと、店頭で企画されるキャンペーンや、新商品・既存品の販促物の企画・制作等の店頭施策が主な業務です。営業側からの「小売店様から自社向けにこんな販促物を作ってほしいと要望があった」「こんな販促物はないか」といった問い合わせ・相談にも対応しています。

業務用も同様ですが、特に業務用はお客様ごとに異なる販促物の用意が必要なため、その対応を行っています。

導入インタビュー

―販促クラウド「SPinno」(以下「SPinno」)を導入された背景を教えてください。

販促物の管理が煩雑で、効率化したいと思っていたことです。

販促物のデータファイルがどこにあるとか、モノがどこにあるとか、そういった情報をこちらでまとめてはいたものの、社内全体では共通認識がとれていないという状態で、「あのデータはどこですか?」など問い合わせも多くありました。

導入した今では、皆がまずはSPinnoを確認してくれるようになり、問い合わせはかなり減少しています。運用面での改善点はありますが、SPinnoの社内認知度は、9割以上になってきているのではと感じます。

―うれしいお言葉です! 社内で浸透させていくために、工夫した点はありますか?

営業のメンバーから見て「シンプルで使いやすく」ということを意識していました。

SPinnoはユーザーサイト、当社でいうと営業のメンバーが見るサイト上で、販促物をどうカテゴライズするか、というのは最初にかなり考えました。

例えば、「醤油」などの商品カテゴリをTOPに並べ、クリックするとさらに「鮮度生活」などのブランドごとにサブジャンルが出るようにしているのですが、販促物のアイテムごとに「POP」「リーフレット」から入る導線を作る案も出ていたんです。

機能がいろいろとあるので、使いたくなっちゃうんですよね。でも、それだと結局見づらくなってしまうかもしれない。

そこで、都度、営業担当者の視点に立ち、「『リーフレットが欲しい』を起点に販促物を探すことってあるかな?」「いや、ブランドから探すかな」など、試行錯誤して、今の形になっています。

【ヤマサ醤油様 SPinnoサイトの一部】

導入インタビュー

2024年秋、新商品を発売。「料理をもっと楽しく」の気持ちを売り場づくりでも表現

―貴社では2024年に新商品「ヤマサ 万能クッキングたれYummy(ヤミー)!ガーリック&ペッパー」(以下、記事内では「Yummy!」)を発売され、話題を呼んでいましたね。開発の裏側を教えてください。

Yummy!は元々、ヤマサ醤油と、営業統合をしたサンジルシ醸造で、両社の強みを生かした新商品を開発しよう、という試みから生まれたんです。

両社の開発担当が知恵を出し合って試作を重ね、味の決め手となるオリジナル原料「SO(エスオー)醤」を開発し、お店のような味わい・香りを簡単にご家庭で再現できる万能調味だれに仕上げました。

「これ!うま!!つゆ」など他の商品でもそうですが、当社では「料理をもっと楽しんでほしい」という想いで商品開発をしています。

Yummy!も、楽しげなパッケージ、ノズルからたれをかける心地よい使用感、調理中には音と香りが立ち上って、近くにいる家族も「今日のご飯は何だろう?」とワクワクする、そんな五感で楽しめる商品を目指しました。

私たちMD推進室も、流通様の売り場でそんな「楽しさ」や「わくわく感」を演出したく、これまでにないような販促物の制作にチャレンジしました。

導入インタビュー

―素敵なコンセプトですね。SPinnoを導入いただいてから初めての新商品発売だったかと思いますが、お役に立てた点はありますか?

やはり、販促物と売上の関係性が可視化されましたね。

どの流通様の売り場に、誰が、どんな販促物を、どれだけ送付したのか。そうした履歴がSPinno上に蓄積されますので、売上と照合できるようになり、販促物の重要性というのが改めて認識できたと思います。

また、これまでは、店頭における「この販促物を、お店の方がこんな風に使ってくれた」といった成功事例や、素敵な売り場の写真などを、共有するプラットフォームがありませんでした。

現在は、SPinno上に「事例共有」というサブジャンルを作り、展開写真を共有していて、営業活動をする上でも役に立っているかと思います。

―今後SPinnoを活用して行っていきたいことがあれば教えてください。

導入インタビュー

MD推進室内で取り組んでいきたいこととしては、販促物の発注実績の分析です。

まだSPinnoを導入して1年経過していませんので、まずは年間を通した販促物の依頼履歴を見て、特に春夏・秋冬の商品の入れ替えにおける販促物の需要予測が立てられるのではと期待しています。

もう1点は社内の情報プラットフォームとしての活用を促進していきたいと考えています。

すでにこれまでできなかった共有ができている点として、先ほどの事例共有もそうですが、家庭用と業務用の販促物が同じプラットフォーム上に共有されているというのはこれまでありませんでした。

業務用担当者が家庭用の販促物を見て何かヒントにしてもらったり、その逆が起こったりといった相互作用が起こればいいなと思っています。

これはまだアイデア段階ですが、千葉県銚子市の製造拠点の方も一部、SPinnoにログインしてもらえるようにして、製造された商品がどのように売場に展開されているのかを見てもらえないか、というのも考えているところです。

自分たちが製造した商品が売り場でどんな風に並んでいるかを見ることで、さらなるモチベーションUP、エンゲージメントの向上につなげていきたいです。

―最後に、SPinnoは貴社にとって、何ができるシステムですか?

SPinnoは当社にとって、「交流の場」になっています。社内の真ん中にある、情報が集まる広場のようなイメージです。

そういった意味では販促物の管理システムとはあまり思っておらず、使い方次第でさまざまなことができるプラットフォームと捉えています。

将来的には、マーケティング部・MD推進室に聞きたいこと、その領域で困ったことがあれば、SPinnoにいけば全てわかる、そんな場にしていきたいですね。

営業のプレゼンシートなど、社内の良いものもどんどん共有していきたいし、他部署が周知したい情報を載せたり、さまざまな部署のハブのようになって、ナレッジが蓄積されていく場を目指していきます。

―貴重なお話をありがとうございました!

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