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NFT(非代替性トークン)はマーケティングに活用できる?

2022・09・21

近年、TVなどのメディアで「NFT(非代替性トークン)」という単語に触れたことのある方は多いのではないでしょうか。

「小学生が描いたNFTアートが数百万円で落札」「NFTスニーカー(バーチャルスニーカー)が数百万円で落札」など高額取引の話題が多く、中には「形のないデジタルコンテンツになぜそれほどお金を払うのか」「一過性のNFTバブルでは」と言った論調も見受けられます。

しかし、その一方でスポーツやエンターテイメント業界をはじめとし、マーケティング領域でのNFT活用に注目度は右肩上がりです。

NFTとは簡単に言うと何なのか。マーケティング・販促領域への活用は進むのか。
本記事では、「自分の業界・仕事に関係ありそうか、知っておきたい」そんな企業担当者に向けた基礎的な内容をまとめます。

NFT(非代替性トークン)とは

経済産業政策局が公開する資料では、NFTは以下のように説明されています。

NFT(Non Fungible Token;非代替性トークンの略称)とは、 「偽造・改ざん不能のデジタルデータ」であり、ブロックチェーン上で、デジタルデータに唯一性を付与して真贋性を担保する機能や、取引履歴を追跡できる機能をもつ。

※経済産業政策局 商務情報政策局 「事務局説明資料(デジタル時代の規制・制度のあり方について)」2022年
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/shin_kijiku/pdf/004_05_00.pdf (参照2022-09-09)

従来、デジタルデータというのはコピーや改ざんが容易にできることから、本来のデータの作成者(発行者)がわからず、資産価値がないとされていました。

しかし、ブロックチェーン技術というデータを分散保持させる技術が生まれたことにより、データは改ざんされていないということが証明できるようになったのです。

本記事では技術について論じることが目的ではないので詳細は割愛しますが、簡単に言えば、デジタルデータに対しても、発行者(作者)、データの真贋、所有者などが証明できるようになったのです。

NFT(非代替性トークン)が、なぜマーケティング領域で注目されるのか

データが他の著作物と同じように、発行者・真贋が証明できるようになったことで、冒頭に述べたような「アートとしてのNFT」という使われ方が急速に広まりました。
Twitter創業者であるジャック・ドーシー氏の初ツイートはNFTが290万ドルで落札されたニュース、音楽家の坂本龍一氏の代表作品「Merry Christmas Mr. Lawrence」がNFT化されてすぐに完売したニュースなどは記憶に新しいのではないでしょうか。

これらは既に多くの人が知っているデジタルデータや著作物を持っていた企業の例ではありますが、「データに希少性を持たせられるようになった」「希少なデジタルデータの売り買いが可能となった」という点が重要です。

今はまだ希少なデータは持っていないように思える企業であっても、ターゲットとデータの内容により、希少性は生み出せます。
特に相性がよい領域は、エンターテイメントやスポーツなど、ファンによって支えられている業界です。

NFTはファンを育成し、コミュニティをつくっていく過程でその価値を発揮する、ファンマーケティングのツールとして、注目を集めているのです。

ライブ会場の様子

NFTがある世界/ない世界 -ファンのあり方はどう変わる?-

NFTはなぜファンマーケティングツールとして注目されているのか。
NFTがない世界・ある世界で、ファンのあり方がどう変わるのか、比較してみましょう。

<NFTのない世界>
私は学生時代から10年間、バンド「Sorehan」のファン。
10年前はSorehanもまだインディーズで、下北沢の小さなライブハウスでライブをしていた。チケットは1枚2000円。
昔からのファンしか持っていない、デビュー当時のTシャツやタオルは私の自慢。
ライブに着て行くと、わかる人にはわかるから、誇らしい気持ちになる。
でも、そもそも最近ファンが増えすぎてなかなかライブチケットが当たらないんだよね…。
何だかSorehanが遠い存在になっちゃったな。そろそろ新しい、もっと近くで見られるバンドを探そうかな。

<NFTのある世界>
私は学生時代から10年、バンド「Sorehan」のファン。
10年前は小さなライブハウスで演奏していた彼らが、こんなに有名になるなんて。
あの時ライブのノベルティで付与されたNFTを使った会員証やデジタルグッズは、今も私の宝物。
初期に配布されたNFTアートをSNSのアイコンにすれば、ファンなら一目で「Sorehan初期のだ!いいなぁ」とわかってくれる。
「売ってください」なんてDMも来るけど、売る気はないよ。でも、売ったとしたら発行者であるSorehanにもお金が入るから、自分がいらなくなったら欲しい人に譲るのもありかもね。

最近は、ファンが増えてきてライブチケットが取りにくいみたいだけど、私はNFT会員証保有者として優先的にチケットが買える。
NFTで管理されているから転売が難しいのも、アーティストのためにすごく良い仕組み。
今は売る気はないけど、別のバンドが好きになったときは、このNFT会員証を誰かに売却することもできる。
これまで投資してきたお金が少しでも戻ってくるのってすごくいいよね。これからもSorehan、頑張って人気でいてね!!

NFTにより可視化される、熱量×ファン歴=「貢献度」

NFTがある世界とない世界で最も大きく違うのは、ファンがバンドに対してどれだけ長く、どれだけの熱量で応援・貢献してきたのかが可視化されるという点です。

株の考え方にも近いものがありますが、使い方によって、まだバンドが無名な初期から応援してくれていたファンに対し、バンドが大きくなってからインセンティブが返ってくるような仕組みを作ることができます。

またNFTの「売買できる」という特徴を生かし、これまで自分がバンドへつぎ込んできたお金を、最終的には誰か別のファンにNFTを販売することで、回収することもできるかもしれません。
場合によっては、自分がつぎ込んできた以上のお金が返ってくる、という可能性もあるのです。

NFTのファンマーケティングとしての活用事例

空に上がる風船

前述の「NFTのある世界/ない世界」はまだ少し先の話かもしれません。
しかし、実際にNFTは、ファンマーケティングのツールとしての活用が始まっています。
ここでは、具体的な事例をいくつかご紹介します。

ファンにとって資産価値のあるデジタルコンテンツ
ももいろクローバーZ × NFTトレーディングカード

https://momoclo.nft-official.com/

2021年10月に第1弾が発売され即日完売となった、ももクロNFTトレカの第2弾。
メンバーの誕生日にまつわる数字のカードを集めると、隠しメッセージが表示されるなど、複数買いしたくなる仕掛けも。

ファンにとっての価値 + 唯一無二のデジタルアート作品
ゲスの極み乙女。 × NFTアート

https://maru.band/ja

2022年7月、バンド名を「ゲスの極み乙女。」→「ゲスの極み乙女」と改名した同バンド。この取れた「。」を、様々なデザインへと変換し、NFT作品「Maru」として販売するというユニークなプロジェクトが行われました。

試合以外でもクラブを応援できるデジタルトークン
湘南ベルマーレ × クラブトークン

https://www.bellmare.co.jp/271758

国内のプロスポーツチームとして初めて、クラブトークンを発行。
トークン保有者の特典として、オーロラビジョンに支援者の名前が表示される権利、試合前に選手のウォーミングアップを見学できる権利、支援者専用のVIP席で試合を観戦できる権利などを設けています。

結論:NFTはマーケティングに活用できる

アートを中心としたデジタル上の著作物保護の切り口で紹介されることの多いNFTですが、「何ができる技術なのか」の根本に立ち返れば、自社での活用可能性も見えてくるのではないでしょうか。

これまでできていなかった本当のコアなファンへの恩返し、コミュニティの醸成への活用も期待されるNFT、今後もその動向に注目してまいります。

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