POP(ポップ)について② ~五感を刺激編~
2019・06・11

夏になると飲みたくなるビール。(年中おいしいですが)
海外では常温のビールも飲まれますが日本ではよく冷えたビールが好まれます。
スーパーや居酒屋などの売り場においてもキンキンに冷えたビールのシズル感を表現するPOPが多くみられます。
食べ物や飲み物の販促の訴求に関して重要なひとつである、シズル感。
シズル感を取り入れた表現でいかに売り場を演出をするかで商品の売り上げが大きく左右します。
シズル感とは
英語の「sizzle」からきています。
「シズル」という英語は肉がジュージューと焼けて肉汁がたれている様子を表しています。
それから見る人の食欲をそそるような状態の表現として使われるようになりました。
食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」を演出し、
消費者の五感を刺激することで購買意欲を高めます。
表現されるシズル感
【肉】焦げ目、ジュージューと焼ける音、火や煙
【温かい料理、飲み物】湯気、くつくつと煮える音、暖かな暖炉などの情景
【冷たい料理、飲み物】冷えた氷、水滴や凍った表面、グラスや氷の合さる音、川や海の涼しげな情景
【果物、野菜】表面についた水滴、包丁で切る音、自然栽培を連想する情景
売り場にシズル感を活かした販促例
氷のディスプレイを使い、キンキンに冷えたビールを演出!
バルーンなどのアイキャッチの高いPOPで消費者の目線を誘導
例:幻想的な美しさ、氷に見立てたディスプレイ
氷独特の気泡やひび割れなどを再現し、光を透過する仕様で幻想的な空間演出もしています。
ディスプレイの種類もいくつかあり、こうしたブロックタイプのディスプレイは売り場に柔軟に対応できたりします。
見た目も涼しげでいいですね。
売り場を見渡せば様々なシズル感を活かした演出とPOP(ポップ)で商品の販売促進が行われています。季節や商品に合わせてディスプレイやPOPを組み合わせれば効果的な売り場演出が可能になります。
圧倒的なシズル感で消費者の目線を惹きつけましょう!