いまさら聞けない!オフセット印刷って何?
2018・02・09
皆さんが普段印刷物を発注する際、小ロット印刷の場合「オンデマンド印刷」
大ロット印刷の場合「オフセット印刷」と何気なく使われているかと思います。
さて、オフセット印刷とはどういった印刷方法なのでしょうか?
大ロットの印刷の場合「版」を作って印刷する
何となくイメージはしている方は多いと多いと思いますが、
大ロット印刷の場合「版」を作り、「版」にインクを落とし印刷をかけていきます。
それにより短期間で大量の印刷をする事ができます。
「版」を使った印刷には種類がある
「版」を使う印刷にはいくつかの種類があります。
① 凸版印刷
名前の通り、文字や絵になる部分を突起させた「版」です。
出っ張らせた部分にインクを付けて印刷する方法です。
版画とかハンコをイメージするとわかりやすいです。
② 凹版印刷
凸版と反対に、文字や絵になる部分を凹ませた「版」を「凹版」と呼びます。
凹部分にインクを落とし紙に写すことで、文字や絵を印刷する方法です。
色の深みを出しやすい印刷方法で、写真集、商品パッケージなどではよく使う印刷方法です。グラビア印刷とも言われています。
③ 平版印刷
凹凸があれば平もあります。
平版とは文字通り、平らな「版」を指します。
版に化学薬品を使って油が染みる部分と水が染みる部分を作り、水で湿らせます。
これでインクが残る部分とインクを弾く部分を作り印刷する方法です。
④ 孔版印刷
紙などのぺらっとしたものに穴をあけ、その穴にインクを載せて印刷する方法です。
シルクスクリーン印刷とも呼ばれており、のぼり、Tシャツなどに印刷する際に使う印刷方法です。
さて!オフセット印刷はどの版を活用しているでしょうか?
オフセット印刷は主に「平版」を使っている
オフセット印刷では主に平版を活用しております。
ただ平版印刷をオフセットと呼ぶわけではありません。
オフセット印刷とは
それではオフセット印刷とはどういった印刷なのでしょうか?
↓こちらをご覧ください。
平版についたインクを、ブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーにいったん移し(Off)、そのブランケットを介して印刷用紙に転写(Set)されるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から、「オフセット」という名がつきました。
インクをゴムにいったん「オフ」し、紙に「セット」する印刷がオフセット印刷です。
さて皆さん、オフセット印刷ご理解いただけましたでしょうか?
これを機に今お付き合いされている印刷会社がどういった印刷方法、機械を持っているか聞いてみましょう。
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