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販促に活かせる!デジタル技術のトレンドと具体的な活用例を解説

2023・11・17

デジタル技術のトレンド

デジタル技術の進化は私たちの生活とビジネスを大きく変えていますが、販売促進の領域も例外ではありません。企業は、デジタル技術や新たなツールを活用し、ターゲットとなる顧客に対して、より効率的な販売促進施策を展開することができるようになってます。
この記事では、特に販促と相性のよいデジタル技術のトレンドと、具体的な活用事例についてご紹介します。

販促領域で活用の進むデジタル技術

販促領域で特に活用が進む技術には、以下のようなものがあります。

ソーシャルメディア(SNS)

既に私たちの生活の一部となったソーシャルメディアは、ブランドが消費者と直接関わる主要な場としての地位を確立しています。ビジュアルコンテンツ、ライブストリーミング、ストーリーズ機能を利用することで、企業はリアルタイムで顧客と交流でき、ブランドの人格を表現することができます。

時には顧客からのコンテンツの投稿が新たな顧客層を掴んでくれたり、運営の工夫次第でコアなファンの獲得・コミュニティ形成ができるなど、特にtoCの商品・サービスを販売する企業において、ソーシャルメディアの運営は必要不可欠な販売促進施策の1つとなっています。

スマートフォン最適のアプローチ

ソーシャルメディアとも関連しますが、消費者との出会いの場はスマートフォンなどのデバイス上が主になってきました。WebサイトやECのレスポンシブ対応もちろん、メルマガやWeb広告においてもスマートフォンからのアクセスを意識した設計とするのが重要です。よりtoCに特化した企業においては、アプリ、SMSマーケティング、位置情報を利用したプロモーションなど、スマートフォンに最適化した戦略が必要となります。

AIと機械学習の台頭

コモディティ化したかのように思われたデジタルマーケティング領域ですが、AIと機械学習の台頭は昨今のマーケティング業界に衝撃を与えています。
これらの技術を使用することで、大量のデータを分析し、顧客の行動を予測することが可能になります。また、パーソナライズされた製品推薦、顧客サービスの自動化、そしてマーケティングキャンペーンの最適化は、AIの力を借りて次のレベルへと進化しています。
また、生成AIによって販促活動に不可欠なキャッチコピーやデザインといったクリエイティブ作成にかかる時間の削減、クオリティ向上も、今後の販促活動を大きく変えていくでしょう。

デジタル技術を取り入れた販売促進施策の具体例

スマホでSNSを触る女性

プラットフォーム別戦略

各ソーシャルメディアプラットフォームは独自のユーザーベースと相互作用のスタイルを持っています。例えば、Facebookは幅広い年齢層にリーチするのに適しており、ターゲットとする市場セグメントに合わせた広告を展開できます。Instagramは視覚的コンテンツに焦点を当て、若年層のエンゲージメントを生み出します。X(旧Twitter)はリアルタイムのコミュニケーションとニュースの拡散に優れており、LinkedInはビジネスプロフェッショナルとのネットワーキングとB2Bマーケティングに適しています。各プラットフォームの特性を理解し、それぞれに合ったコンテンツを提供しましょう。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーは特定の分野で権威を持ち、フォロワーに大きな影響を与えることができます。彼らとのパートナーシップは、ブランドの認知度を高め、信頼性を築くための効果的な手段です。インフルエンサーを選ぶ際には、彼らのフォロワーがブランドのターゲット市場と一致していることを確認し、ブランドの価値観と合致する人物を選ぶことが重要です。

ビデオマーケティングとライブストリーミング

ビデオコンテンツは、消費者の注意を引き、メッセージを効果的に伝えることができるため、コンテンツマーケティングの中でも特に重要な要素です。HowTo動画、製品レビュー、背後にあるストーリーなどは、視聴者にとって価値のある情報であり、ブランドへのエンゲージメントを深めます。ライブストリーミングは、リアルタイムでの相互作用を可能にし、顧客との強力な結びつきを構築するための手段として急速に成長しています。

AR/VRを使った体験型マーケティング

拡張現実(AR)と仮想現実(VR)は、顧客に対して没入型の体験を提供し、製品やサービスをより深く理解してもらうための強力なツールです。例えば、ARを使用して家具が実際の家庭環境にどのように見えるかを顧客に示したり、VRを使用して顧客が新しい旅行先を体験できるようにするなどがあります。これらの技術は、顧客が製品やサービスにより深く関与する機会を創出します。

チャットボットとカスタマーサービスの自動化

AI駆動のチャットボットは、顧客サービスを自動化し、リアルタイムでの応答を提供することによって顧客体験を向上させます。これらのボットは、よくある質問への迅速な対応、製品の推薦、さらには複雑な顧客の問題を解決する能力を持っています。カスタマーサービスの自動化は、効率を高め、顧客満足度を向上させることにつながります。

販売促進に活用する上での重要キーワードは
「パーソナライゼーション」と「カスタマイズ」

現代のマーケティングでは、パーソナライゼーションが中心となっています。顧客一人ひとりに合わせたカスタマイズされたコンテンツとコミュニケーションは、関係構築と顧客満足度の向上に直結します。

データ分析の活用

データ分析を活用することで、顧客の行動、好み、購買履歴を理解し、それぞれの顧客に合ったカスタマイズされた体験を提供できます。顧客セグメンテーションにより、マーケティング活動をより効果的にターゲティングし、個々の顧客に適した製品やオファーを提示することが可能になります。

顧客体験の個別化

顧客体験を個別化するには、顧客の行動とインタラクションデータを収集し、それを分析して個々の顧客に合わせたエクスペリエンスをデザインする必要があります。例えば、過去の購買履歴に基づいて製品推薦を行ったり、Webサイト訪問時に、顧客に対して最適化されたメッセージを表示するなどがあります。

メルマガにおいても名前を挿入したり、特定の顧客の興味やニーズに基づいたコンテンツ提供がさらに重要度を増しています。また、ソーシャルメディアでは、ユーザーの過去の検索や発信などの行動に応じて個別に異なるアプローチをすることも可能となっています。

パーソナライゼーションとカスタマイズは、顧客のロイヤリティを高め、長期的なビジネスの成功に貢献します。データを適切に活用し、顧客の期待を上回る個別化された体験を提供することで、企業は競合他社との差別化を図り、市場での優位性を確立することができます。

リビングでVRを楽しんでいる人

デジタル時代の販売促進は、常に進化しているテクノロジーと消費者の行動の変化に敏感でなければなりません。しかし、最も重要なのは、これらのデジタル技術をただ取り入れるのではなく、自社のビジネスモデル、ブランド戦略、そして何よりも顧客のニーズに合わせて適切に組み込むことです。技術は日々進化しており、今日効果的な戦略が明日も同様であるとは限りません。今後もデジタル技術の進化に注目し、それを販促戦略に賢く組み込むことで、ビジネスの成長と発展を加速させましょう。

投稿者プロフィール

倉林宏樹
倉林宏樹クラウド事業 営業推進Department Manager
神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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