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2分でだいたいわかる「2025年の崖」

2019・12・18

既にご存知の方も多いかと思いますが、2018年9月に経済産業省から『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』といった報告書が発表されました。

報告書では「2025年までにシステム刷新を集中的に推進する必要があり、課題を克服できない場合には最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性がある」と示唆しており、これを「2025年の崖」と表現しています。

「2025年の崖」まであと5年。ここだけは押さえておきたいポイントとして”何が原因なのか”と”デジタルトランスフォーメーション(DX)できないとどうなるのか”をクイックに解説したいと思います。

デジタルトランスフォーメーション(DX)できないとどうなるか?

まずは結論から。
放置した場合に起こり得ることとして、大きく以下の3点が想定されます。

1、競争力が低下する
2、業務基盤の維持・継承が困難になる
3、システムトラブルやデータ滅失のリスクが高まる

では何が原因でこのようなことが起こるのでしょうか?

肥大化・複雑化問題

〇事業部門ごとにシステムが構築されている
〇過剰にカスタマイズされている

このようなことになっていないでしょうか?

AIやIoTやビッグデータなどを導入しても、業務基盤が古いままで全社横断的にデータ利活用ができない場合、その導入効果は限定的になります。

5Gの実用化など今後さらに増加するデータを利活用できないとなると、環境や経営・事業の変化に柔軟かつスピーディーに対応できないので企業として競争力が低下すると指摘しています。

人材不足問題

〇システム開発を行ってきた人材の定年退職・高齢化

肥大化・複雑化した既存システムの全貌や意義を把握している人材やプロジェクト管理できる人材がいなくなる(もしくはそういった人材が育っていない)となると、システムがブラックボックス化し、ノウハウも喪失してしまうので、現行機能だけでなく業務基盤そのものの維持・継承が困難な状態になることが想定されます。

また、これによりセキュリティや事故・災害によるトラブルやデータ滅失・流出等のリスクも高まります。

現状問題無く運用できていたとしても、ハードウェアやパッケージの製造・サポート中止など維持限界がきてから問題が顕在化するケースも多いそうです。この場合の対応作業は長期化し、大きな赤字案件や係争・訴訟に発展する可能性もあるとされています。

どうすれば良いの?

対応策について、報告書では以下の5点にまとめられています。

1、「見える化」指標、中立的な診断スキームの構築
2、「DX推進システムガイドライン」の策定
3、DX実現に向けたITシステム構築におけるコスト・リスク低減のための対応策
4、ユーザ企業・ベンダー企業間の新たな関係
5、DX人材の育成・確保

将来の自社の成長や競争力強化を実現するためには横断的にデータを利活用できるようにすることは必須で、自社の戦略に合わせて経営者自ら既存システムの問題と向き合い、システムを刷新するだけでなくベンダー企業との関係性や人材確保・育成についても見直していくということになるかと思います。

ポイントを絞ってかなりコンパクトにまとめました。

資料では各種データと併せて詳細に解説されていますので、ぜひこれを機に資料に目を通していただければ幸いです。

参考:
産業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx.html


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