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日本人はさくらに弱い?桜と集客について

2017・03・22

花見が文化として定着しているほど、日本人は花の中でも特に桜を好みますよね。
今回はそんな日本人に愛されている桜について調べました。

日本人と桜(花見)の関係について

そもそも花見という文化はいつから始まったのでしょうか。

今から1000年~2000年ほど前に、
田んぼの神様をもてなすため、
村人が桜の周りで儀式を始めたことがお花見の原点となっています。

冬は山の上にいる田んぼの神様が、
春になると村に戻ってきて桜の花を咲かす…という考えから
豊作を祈るための儀式として桜が用いられていたのです。

その十数年後、平安時代に貴族の人々の間で「儀式」ではなく
満開の桜を見て詩を詠むという文化が広まり始めました。

鎌倉時代になってからは貴族だけでなく武士にも
桜を見る文化が広がりはじめ、
江戸時代には庶民でも一般的になりました。

桜を見ながら食事をしたり、歌を唄ったりと
賑やかな現在のお花見に近いスタイルになったのは江戸時代からと言われています。

参考&引用:関西電力『教えて!かんでん』
http://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/teach/2016_04/

日本人はどうして桜好き?

日本人が桜を好む理由はいくつか挙げられていますが
視界一面を覆うように美しく咲く花は、
桜以外にはないことが理由なのではないかと思います。

また「純潔」「精神美」という花言葉通り、
奇抜な色でなく繊細な色であるということや

華やかな咲き方をする一方すぐ散り行く姿やその潔さに
私たち日本人は好感を覚えると言われています

桜の散り際は昔から武士道精神の象徴として例えられているほど
日本人に馴染みのある花であることは間違いありません。

花見の市場はどれくらい?

花見は今や年間行事の一つです。
家族や友人、会社でも行う企業も多いと言います。
全国各地でおこなわれるお花見の市場はどれくらいの規模なのでしょうか。

今年の花見の実施予定について聞いたところ、「はい(実施する予定)」は36.8%という結果となった。昨年と比較すると、実施予定者の割合は減少しており、その差は8.3ポイントとなった。また、花見をする場所については「居住地近辺」が74.5%と最も高く、「日帰りで行ける場所(39.4%)」がそれに続いた。「宿泊を含めた遠隔地」については7.6%であり、少数派となった。

日本の人口で計算すると4,600万人が花見をするという結果に。
私は昨年職場の近くで夜桜を見ました。

花見における1人あたりの見込み予算(複数の花見に参加する場合は1回あたりの平均予算)については、「1,000円以上~2,000円未満」が28.8%と最も高く、僅差で「2,000円以上~3,000円未満(28.5%)」が続いた。
平均額を性別で見ると、416円の差で男性の平均予算が高くなっており(男性:2,326円、女性:1,910円)、年代別では60代が2,414円と、全体平均の2,118円に296円の差をつけて最も高い金額となった。

お花見は通常の居酒屋や飲食店などでの食事の予算より
比較的に低くなっていることがわかります。
上記の人数で1人2,000円使った場合、市場規模は約920億円となります。

花見の席でよく飲むもの、食べるものについて聞いたところ、飲み物は「ビール類(発泡酒も含む)(47.3%)」、「ソフトドリンク(41.9%)」、「チューハイ(24.1%)」という順になった。「何も飲まない」という回答も20.8%あった。

やはり花見といったらビール!なのでしょう・・
缶などで気軽に飲める飲み物が多いようです。

花見の際の飲食物を手配する方法について聞いたところ、6割以上が「百貨店・スーパー・コンビニ・ファストフード店等で当日買い出し(60.5%)」となり、「自分で手作りする(35.0%)」、「お花見会場の露店で購入(28.2%)」がそれに続く結果となった。
上記引用全てリサーチデータ(2017年)花見に関する調査|楽天リサーチよりhttp://research.rakuten.co.jp/report/20170224/

手軽に飲食物を買って持ち込めるところがお花見の特徴ですね。

桜を用いた販促について

3~4月は桜の販促物で売り場を埋める店舗が多いのではないでしょうか。

売り場を華やかにするだけでなく、
桜を用いて集客・購買につなげようとしている販促事例をご紹介します。

ソニー株式会社

ソニーでは、あえて早咲きの桜を用意し
デジタル一眼カメラα(アルファ)撮影できるイベント
「桜 in Sony Store」を3月2日(木)~3月13日(月)に開催しています。

もう開花?ソニーのデジタル一眼カメラαで一足早く桜を撮影できるイベント – エキサイトニュース

http://www.excite.co.jp/News/car/20170228/Ignite_090954.html

 

…桜が満開になる前に撮影の練習ができる上、
撮影方法まで教えてもらえるので購買意欲が高まりそうです。

アサヒビール株式会社

またアサヒビールは3月下旬から

JR上野駅や吉祥寺駅、大阪では京阪京橋駅と桜の名所で
壁面を桜一色にしたポスターを掲示するとのこと。

駅を桜色に染めるアサヒビール、「スーパードライ」30周年で |日本食糧新聞・電子版
https://news.nissyoku.co.jp/news/detail/?id=MARUYAMA20170307050420220&cc=01&ic=070
…このような販促が「お花見=ビール」の印象を強くしているのですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

大勢の人から桜が好まれていることから
老若男女問わず桜のプロモーションは目に留まりやすそうですね。

日本人だけでなく、海外の方も日本の桜を好む傾向があるので
インバウンドの効果も見込めるでしょう。

短期間ではありますが、
花見に合わせた販促施策を検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

それ行け!販売促進部
それ行け!販売促進部それ販ブログ管理人
販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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